我が家にわんこがやってきたのは、息子が中学生の頃でした。
だんだんと反抗期になり始めたころでしたが、ある日家族で出かけてモールのペットショップで家族の足が止まりました。
そこにはかわいいわんこたちがいて、中でもヨークシャーテリアのオスが私たちの目を引きました。
店員さんがすぐに気づいてわんこを抱かせてくれました。
抱っこするともう離せなくなって、その日からわんこは我が家の家族になったのです。
わんこが家族の間を行き来してくれて、反抗期もなんとかのりこえることができたのです。
その後旅行に行くときも一緒に行き、家族の行事も一緒にしてきたわんこもだんだんと年をとりました。
そして、耳が聞こえなくなりだんだんと歩くこともできなくなり、最後の半年は寝たきりになってしまいました。
その頃は息子はもう成人して独立して遠方に住んでいました。
わんこの介護は夫婦が協力して24時間。
定年になった夫と交代で続けました。
賢いわんこで、寝たきりになっても排泄は知らせるので、おむつをせずに過ごしました。
とても気を配っていたので床ずれもさせずに最期まで看取ってやれました。
お寺で火葬にしてもらって、亡くなった愛犬のお骨は今も我が家にあります。
朝起きれば「おはよう」と声をかけるし、夜寝るときは「おやすみ」と言って、いつも元気だったころと同じようにそばにいると思って過ごしています。
買い物にスーパーに出かけるときも「行ってくるね。お留守番お願いね」と亡くなった愛犬に声をかけます。
どこに行っても帰宅して玄関のドアを開けると「ただいま~」と言います。
息子も実家に帰ってくると亡くなった愛犬に声をかけます。
わんこが動く姿は目に見えませんが、そばにいると感じているからこそ、家族はみんな以前と変わりなく暮らしています。
きっと、そばにいてくれると思います。